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20150307&0404 フェミニズムの勉強会

 フェミニズムの勉強会を二回に分けて行いました。

 扱った本は『フェミニズムはみんなのもの』ベル・フックス著。 この本は非常に分かりやすく、また、内容も充実しています。ぜひご一読ください。

 その後、日本の状況を中心とした解説が行われました。これまで長いこと、政府によって「女性の社会進出」が推進されてきており、現在も「女性の輝く日本」という掛け声のもとに、「女性活用」の推進が最重要課題として位置付けられています。経済的な自立は男性支配的な関係(DVなど)から離れるために必要なもののひとつではありますが、私たちは今なお、この社会で日常的に性に関する差別・抑圧を目にします、本当に「社会進出」によって性に基づく差別から解放されたのでしょうか?

 具体的には、基礎知識の確認として「ジェンダー」についての学んだのち、日本政府のジェンダー関連政策の歴史、ネオリベラリズムとジェンダー問題の関係などを確認し、特に「男女雇用機会均等法」に焦点を当てて、今後の課題を勉強しました。また、参加者全員で討論する時間を設け、各自の体験や考えなどを共有することを重視しました。

 この社会には、さまざまな形の男女間の差別や溝があります。それは労働問題においてもいえることであり、日本社会の大きな課題です。

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